CH71 ミニベア
椅子の峰から少し後ろで美しくパイピング処理された縫製。これは腕を回して座った時の摩耗を考慮したものです。全てのデザインに理由があります。
手が触れる場所には木材を使用しています。仮にここを布張りだけで仕上げると縫製の時に皺が出やすいという問題があると言います。つまり使う人の扱いやすさと職人の求める仕上がりの美しさを同時に考慮した優れた意匠といえます。常に作り手、使い手双方の立場からものづくりをしていたことが垣間見えるウェグナーらしいデザインです。
画像の椅子は木部がウォルナット材オイル仕上げ、張り地は本体がkvadrat社のcanvas2 、シートはGabriel社のmood。どちらもウール素材の上質かつ丈夫なファブリックです。
マチを取らずセンター縫いで仕上げられたクッションは、座り皺がつかない工夫がなされています。
ラウンジチェアとしてはとてもコンパクトで、限られたスペースでも快適な居場所を作り出してくれます。
豊富な選択肢
シートは多種多様なファブリックorレザーから、木部も多数の樹種、多数の表面仕上げの中からお好みのものをお選びいただけます。
価格 345,400円(税込)〜
コンフォートを創り出す、卓越した職人技巧