rib
ribは一見どこにでもあるような見慣れた感じを受ける椅子ですが、詳細を覗いてみると使う人のことを考えた優れた設計がなされていることがわかります。
食事用の椅子は頻繁に動かす家具なので強度を保ちつつもできるだけ軽い方が使い勝手がよいものです。ribでは通常角材を使用するような部品を三角〜台形にすることでも軽量化を図っています。
軽量化のためには細く薄い材料を組み合わせることになりますが、そのために正確な加工が欠かせません。
フレームに対して4本のスポークを後ろに配置することで包み込まれるような座り心地と同時に背もたれの強度を高めています。デザインと機能が高い次元でバランスした好例だと思います。
丁寧にマチのとられたクッションは比較的たっぷりとした厚みをとって快適な座り心地となっています。画像はブラックチェリー材で蜜蝋ワックス仕上げです。
木材はブナ、アッシュ、レッドオーク、ケヤキ、ブラックチェリー、ナラ、ウォルナット。シートはファブリックからレザーまで、50種以上。お好みの組み合わせから選べます。
価格 47,740円（税込）〜
デザイン
■村澤 一晃
■サイズ
W475 D525 H810 SH425 (mm)
■Comment
背中全体を包む込むような座り心地を実現しながら、できるだけ軽快で風通りの良い椅子を考えてみました。
三角～台形へと連続するフレームの断面は、十分な強度を保ちながら、繊細なラインも表現できたと思います。どこかクラシカルな印象と現代的な表情が同居しているデザインです。 （村澤一晃）
